「次は大臣」声相次ぐ 大塚衆院議員

選挙戦も視野に熱気に包まれた会場

 自民党埼玉県第9選挙区(飯能・狭山・入間・日高市、毛呂山・越生町)支部長、大塚拓衆院議員の財務副大臣就任祝いを兼ねた政治資金パーティー「新春の集い」は、飯能など4市2町から約700人の支持者が出席し、29日夜、ヘリテイジ飯能で開かれた。

 会発起人は、元衆院議員の大野松茂氏を筆頭に、大塚氏支援の9区の首長、県議、市町議、党支部役員ら55人。挨拶の中で、大塚氏は財務副大臣の就任について「一重に皆様方のお支えの賜物である」と、会場を埋めた支持者に謝意を表した。首長からは、「次は大臣だ」と次期ポストを期待する発言も出るなど、寒中忘れる活況呈した集いとなった。

 6市町ごとの発起人紹介後、代表して大野氏が挨拶。大野氏は「私たちの大塚拓代議士が、地域の期待を担い、副大臣として活躍している」と、第3次安倍第2次改造内閣で財務副大臣に就任し、昨年12月に閣議決定された平成28年度第3次補正予算及び同29年度予算の取りまとめに尽力した同氏を称賛。

 その上で、「(大塚氏の国政での活躍は)熱心に支持をした皆様方にとって誇りだと思う」と述べ、さらなる応援を仰いだ。

 全員が顔を揃えた第9選挙区内首長の中から、今集いの担当市である日高市の谷ヶ﨑照雄市長が指名により登壇。同市長が「財務副大臣の要職にあるが、この次は楽しみである。地元からは、久しく大臣が出ていないので」などと次期大臣ポストに期待感を示すと、会場全体から割れんばかりの拍手が沸き起こり、ボルテージは最高潮。

 県会議員を代表した自民党県議団団長の小谷野五雄氏も「大塚代議士の良さを9区内全体に伝えて頂きたい」と次期衆院選を意識、「これだけの方が集まって頂ける人材になった。みんなで力を合わせて応援していこう」と声を張り上げた。

 万雷の拍手で演台に立った大塚氏は、「私が不遇をかこっていた時代も含めて、力強く、温かく、厳しく叱咤激励を頂き、支えて頂いている。おかげ様で、財務副大臣の要職を頂いた。一重に皆様方のお支えの賜物である。心から厚く御礼申し上げる」と感謝。

 「昨年夏に財務副大臣を拝命した。29年度の予算もこれまでの方向で財政の健全化、経済成長、この両立路線を維持することができそう。アベノミクスで確実に経済、GDPも大きくなっている。雇用も、統計を取り始めて以来、一番良い状況になってきているのは紛れもない事実」などと強調した。

 駆け付けた国会議員は、衆院議員柴山昌彦氏(自民党)、参院議員関口昌一氏(同)・古川俊治氏(同)・西田実仁氏(公明党)・矢倉克夫氏(秘書代理、同)。