飯能西中スマイルガールズが優勝 物語仕立てのダンス好評

大久保市長に優勝を報告するため来庁した生徒たちと関係者

 第4回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクールに出場した飯能市立飯能西中学校の「飯能西中スマイルガールズ」が、規定曲部門で優勝し、文部科学大臣賞を受賞した。

 同コンクールは12月末に東京赤坂ブリッツで開催されたもので、各地区予選を勝ち抜いたチームが集結。全国のトップに立った。

 このほど生徒と北野哲校長、有元皆歩教諭、コーチを務めた広瀬愛奈さんが大久保勝市長の元を訪れ、結果を報告した。

 出場したのは、2年A組の鹿倉華梨さん、空野彩音さん、高橋すみれさん、西元さくらさん、伊藤陽美(みなみ)さん、加藤綾乃さん、藤原理奈さん、小峰大蔵さん、加治優人さんの男子2人と女子7人。

 元々は体育の授業で班分けされた女子のみのチームだったが、大会の規定に人数が足りないことから参加者を募ったところ、立候補した小峰さんと、推薦を受けた加治さんの加入が決まった。

 ダンスは「モテる男子とモテない男子」をテーマに生徒とダンスコーチを務めた広瀬さん、岩田恵さんと共に案を出しながらコミカルな物語仕立てに仕上げた。大会では、小峰さんと加治さんが、女子の人気を奪い合うようなダンスを披露すると大きな笑い声と歓声が沸き起こったという。

 結果は537点で優勝。2位は前年優勝の長崎県平戸市の大島中学校だったが、7点上回ってのVだ。

 結果報告に訪れた生徒たちは「他の学校のレベルが高くてすごく緊張したが、精一杯踊ることが出来た」「優勝出来てすごく嬉しかった」「今まで頑張ってきた成果が実って良かった」などと感想を述べ、北野校長は「飯能西中では、普段からチャレンジをしなさいということと、良い準備をしなさいということを生徒に求めている。そのことを大きな大会で発揮できた。そして良い結果が生まれたということで、私も大変うれしく思っている」と話した。

 報告を受けた大久保市長は「優勝という快挙、誠におめでとう。挑戦する気持ちが素晴らしい。今回の経験を今後生かしてもらいたい」と称えた。

 その後、生徒たちは同市長や職員の前でダンスを披露すると、大きな拍手が贈られた。