奥むさし駅伝一般の部に出場予定だった中学校の教員らで作る競走部チームが、出場予定者の不祥事から出場を取りやめ、同駅伝開催直前に冷水を浴びせる形になった。

 不祥事を起こしたのは、飯能市立中学校の40歳代の男性教諭。

 同市教育委員会の話では、この男性教諭は、所沢市が主催して先月行われた「所沢シティマラソン」の5キロ男子39歳以下の部に出走予定だったが、ハーフ女子39歳以下の部にエントリーしていた飯能市内の小学校に勤務する20歳代の女性教諭と入れ替わって出走し、18日失格になった。

 この男性教諭と女性教諭は、市内の学校勤務の教諭らを中心にしたランニング仲間。この女性が、大会の一週間前に足を痛めたため、当日の様子から入れ替え出場を思いつき、二人でゼッケンを交換し出走。足を痛めていた女性も、男性の代わりに5キロ男子の部に参加したが、5キロくらいなら走れると思ったという。

 女子の部に出場した男性は「2位」の好記録でゴール。男性の部に出場した女性は266位だった。

 好記録でゴールしたが、様々な部門の選手が入り乱れ一斉にゴールしたため、気づかれないと思いそのまま帰宅した。

 同マラソンには、コースを逸脱し問題になった選手もいたことから、「女性のゼッケンをつけ走った男性」の存在も問題になり、23日になって、市教委に問題を指摘するメールが寄せられたことから問題が発覚。

 市教委は、この二人の教諭と、同じ競走仲間で男性の務める校長の3人に翌24日付けで口頭注意。奥むさし駅伝に男性は出走予定だったが、チームとして出場を取り消した。

 今井直己教育長は、「大会関係者をはじめ、大変なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。このようなことが2度と起こらないように、指導してまいります」とコメント。本人たちも反省しているという。