飯能市は、利用価値の少ない木材を化石燃料の代替燃料とする「木質バイオマスエネルギー」の公共施設への導入へ向け、検討に入った。

 市内の木材供給者、木質バイオマス燃料(ペレット)生産者などからなる「市西川材バイオマス利用システム検討委員会」(議長/仁多見俊夫・東京大学准教授)を設置し、先の第1回会合で事業の目的や今後実施する調査などについて、市やコンサルタントが説明した。

 山林や建築廃材など、市内にどのくらいの利用可能な資源があるのかといった基礎調査などを経て、可能な木質バイオマス設備導入施設などを明らかにした「西川材バイオマス利用システム構想」を、今年度中にまとめる。

 構想策定にあたり、専門家や地域の木材関係者の意見集約が不可欠なことから検討委員会を設置した。今後の予定として、第2回目を1月下旬に開催する方針。

 木質バイオマスエネルギーは、建材として利用価値の低い木材を集積・加工し、化石燃料の代替燃料とする再生可能エネルギーの一つ。木質バイオマスを燃料としたボイラー等から発生する熱を用いたり、発電したりする。

 飯能市の場合、売電までは踏み込まず、現段階ではバイオマスを設置した施設内のみへの熱電併給を想定している。導入時期等は未定。