舞台で演じる若柳彦三衛門さん

舞台で演じる若柳彦三衛門さん

 飯能市仲町在住の日本舞踊家・若柳彦三衛門(本名・下川文一)さんが所作指導を務めるNHK総合の正月時代劇「陽炎の辻・完結編」(主演・山本耕史)が来年1月2日夜9時から、NHK-BSプレミアムの時代劇「花嵐の剣士」(主演・黒木メイサ)が1月14日夜9時からそれぞれ放送される。

 若柳さんは国内外の舞台で舞踊公演を行うとともに、時代劇に出演する役者に着物での座り方や歩き方、挨拶の仕方などを指導する所作指導役として活躍を続けている。

 若柳さんは幼い頃から舞台やテレビに出演。10代で日本舞踊の道に進み、20代で正派若柳流の名取・師範となり、国内をはじめニューヨーク・ブロードウェイ、イタリア、オーストラリアなど海外の舞台にも出演して日本舞踊を広め、平成25年には芸道60周年を迎えた。

 来年は国立劇場大劇場で行われる第60回記念「日本舞踊協会公演」の2月18日昼の部に出演し、人気の狂言舞踊「釣女」で大名役を演じる。また、4月23日には正派若柳流若柳会定期公演へ出演、10月9日には自身の舞踊会「柳風會」を国立小劇場で開催する。

 近年は時代劇の所作指導役としても引っ張りだこ。NHKの大河ドラマ「功名が辻」、時代劇「柳生十兵衛七番勝負」「陽炎の辻」「まっつぐ」「新撰組血風録」、連続テレビ小説「おひさま」などの指導にあたり、今回、完結編を迎える「陽炎の辻」の山本耕史さんや、幕末の女剣士を主人公にした「花嵐の剣士」の黒木メイサさんをはじめ、出演する俳優陣に時代背景に合った立ち居振る舞いを手ほどきした。

 若柳さんは「所作指導では役者の個性を邪魔しないよう、美しい座り方、立ち方をはじめ、自然な演技の中で時代に合った所作ができるよう心掛けている。楽しい作品と思いますので、ぜひ皆様にもご覧頂けたら」と話している。