メダルを持参し、結果報告に訪れた小谷野さん(前列左から3人目)と金野さん(同4人目)

メダルを持参し、結果報告に訪れた小谷野さん(前列左から3人目)と金野さん(同4人目)

 岩手県で開催された「全国障害者スポーツ大会」に飯能市芦苅場の小谷野莉沙さん(21)と、笠縫の金野駿さん(16)が出場し、小谷野さんはスラロームとビーンバッグ投の2種目でいずれも銀メダルを獲得し、金野さんは卓球に出場し金メダルを勝ち取った。

 二人は両親とともに市役所を訪れ、大久保勝市長らに結果と今後の目標などを報告した。また、市から二人へ、文化スポーツ奨励金が贈られた。

 同大会は「全国身体障害者スポーツ大会」と「全国知的障害者スポーツ大会」を統合し、平成13年に第1回大会が宮城県で開催された。

 以降、オリンピック終了後に開催されるパラリンピックのように、毎年国民体育大会終了後に開催されている。今大会には全国から約5500人が参加し、個人競技6、団体競技7の13競技とオープン競技4競技が実施された。

 小谷野さんが出場したスラロームは、全長30メートルの直走路に置かれた赤白の旗門を前進、後進などしながら通過し、そのタイムを競い合う競技。49秒7でゴールし、2位だった。

 ビーンバッグ投は、大豆などを入れた重さ150グラム、12センチ四方の袋を投げるというもの。8メートル46センチを記録し、こちらでも2位に入賞した。

 日高特別支援学校に入学し、教員から進められたことがきっかけで競技に取り組むように。

 自宅や国立リハビリテーションなどで練習に励んでおり、同大会には今回で5回目の出場となった。これまでにビーンバック投で2回金メダル、スラロームは銅、銀メダルを取るなどの活躍ぶりだ。

 小谷野さんは「スラロームで後ろ向きに走行するところが大変なので、練習を頑張った。少しずつ記録が伸びていくところが嬉しい。皆さんのおかげでメダルが取れて良かった。来年も大会に出て、金メダルを取りたい」とにっこり。

 金野さんが出場した一般卓球は、ルールは通常の卓球とほぼ同じ。

 同大会には初めての出場となった。金野さんが出場した決勝戦には、皇太子様が会場を訪れ試合を見学されたという。

 加治中に入学して卓球を始めた金野さんは、ロンドン五輪での卓球の試合を見て感銘を受け、「同じ舞台に立ちたい」と本格的に卓球に取り組むことを決意。

 現在は狭山工業高校で部活動に励みながら、自宅やさいたま市にある卓球クラブ親久会(しんきゅうかい)に所属し、腕を磨いている。

 金野さんは「楽しく試合が出来たし、皇太子様にプレーを見て頂けたので、良かった。来年も出場出来るように一生懸命練習して、また金メダル取りたい」と語る。また、2020年東京パラ五輪の育成選手に選ばれており、「世界は強いと思うので、それに負けないくらい強くなりたい」と闘志を燃やす。

 市長応接室を訪れた二人は大久保市長、砂長恒夫議長、野田直人埼玉西部消防組合議会議長に対し、結果や今後の抱負などを報告。

 大久保市長は「飯能に住んでいる二人が埼玉県の代表としてこのような素晴らしい成績を収められた」と活躍を称え、砂長議長は「一生懸命練習してぜひまた素晴らしい成績を残して頂けたら」、野田消防組合議会は「お二人は飯能の宝。これからも精進して頑張って」と更なる活躍に期待した。