ロゴをバックにムーミンらと会見場に立つ(左から)大久保市長、玉井社長、ロバート代表取締役

ロゴをバックにムーミンらと会見場に立つ(左から)大久保市長、玉井社長、ロバート代表取締役

 6日に行われた「メッツァ」記者発表。フィンテックグローバル社の玉井信光社長、大久保勝市長、ムーミン物語社のロバート・ハースト代表取締役が顔を揃え、オープン時期が当初の予定より遅れ、北欧のライフスタイルを体験できる「メッツァビレッジ」が平成30年秋に、ムーミンの物語を主題とした「ムーミンバレーパーク」が同31年春になることが発表されたほか、コンセプトやロゴ、駿河台大学との連携協力に関する基本協定を締結したことなどが紹介された。

 計画地の敷地面積は、東京ドーム5個分に相当する約25・7ヘクタールで、内開発予定地は約15・8ヘクタール。来年春に着工する。総事業費は150億円で、年間100万人の来場者を見込んでいる。

 「メッツァ」では、来場者が本質的な心の豊かさの発見へ導く「挑戦、創造、共有、解放、探究、想像」を体験し、日常生活で忘れてしまいがちな大切なことを発見してもらおうと考えている。

 「メッツァビレッジ」の計画施設面積は約6000平方メートルで、北欧のライフスタイルを体験できる。入場は無料で、日常的に訪れることができる自然豊かな公園機能を維持し、貸しボートやグランピングエリアを設けるなど、自然を身近に感じることができる施設やアクティビティを展開。新鮮な地元野菜や工芸品などを購入できるマーケット、全室サウナ付の宿泊施設などを計画している。

 平成31年春開業の「ムーミンバレーパーク」は、物語を主題にした施設で、約7000平方メートルを予定。物語の中に登場するムーミン一家が暮らすムーミン屋敷や、灯台、水浴び小屋をはじめ、同物語の魅力や原作者トーベ・ヤンソンさんの想いを感じることができる施設を整備する予定。また、オリジナル商品を展開する大型のギフトショップやレストランなどの設置も計画している。入園料は未定。

 記者発表では冒頭、フィ社の玉井社長が「開業に向け、多くの方々と共にメッツァをつくり上げていきたい。飯能市が有する観光資産をメッツァのコンセプトを合わせることで、私たちは飯能市の皆さんと共に新たな地方創生の在り方を創造し、周辺地域へと広げていきたい」。

また、大久保市長は「飯能市はオープンに向けて心が一つになっている。今日の記者発表が飯能市のみならず日本中、そして世界中の喜びになると私は確信している」と期待を込めた。

 その後、ムーミン物語社のロバート代表取締役の挨拶や、トーベ・ヤンソンさんの親族で、ムーミンキャラクターズ社のクリエイティブディレクター兼会長のソフィア・ヤンソンさんからのビデオメッセージが上映されたほか、ユッカ・シウコサーリ駐日フィンランド大使からのメッセージが代読された。

 事業計画については、フィ社社員から概要やイメージパースなどがスライドを投影しながら紹介されたほか、アンバサダープログラムとして開発チームと共に施設内のアクティビティを企画する人やメッツァの魅力、価値を広める人をサポーターとして募集することが発表された。プログラムの概要と募集開始は来年1月に公式サイトで公開予定。

 記者からは開園時期の延期理由や地元事業所・人材の活用、アクセスの問題について質問が上がり、「コンセプトを十分に具現化することや、インフラ整備に時間を要する」「アンバサダープログラムや駿大との連携協定の中で地元の方々と一緒につくり上げていきたい。採用に関しても追って発表するが、現時点では登録ベースで700名程度を予定している」「アクセスについて関係各所と協議している」などと回答した。