市役所で帰国報告を行う選手団

市役所で帰国報告を行う選手団

 日高市の友好都市スポーツ交流事業として、市内の小学6年生15人と引率者6人による選手派遣団が、同市と友好都市を締結している韓国・烏山(オサン)市を訪問し、サッカー親善試合やホームステイを通じて親睦を深めた。

 両市は高句麗の地を結ぶ縁により平成8年に友好都市提携を結び、今年で20周年を迎えた。市役所で開かれた帰国報告会では、団長や選手代表が谷ケ﨑照雄市長や中村一夫教育長らを前に交流の様子を報告した。

 両市のスポーツ交流事業は、子どもたちがスポーツやホームステイを通じて友情の芽を育て、両市の友好親善を深めることを目的に平成14年の日韓W杯を機に翌15年から実施、交互に訪問を行っている。

 今年度は日高市から烏山市を訪問する番となり、市内の小学6年生15人によるスポーツ少年団選抜チームが編成され、事前に韓国語の勉強や壮行会などを経て、10月22日から24日まで3日間、烏山市を訪ねた。

滞在中は烏山市選手の自宅にホームステイしながらサッカーの合同練習や親善試合を行い、試合は2試合で1勝1敗。選手たちは競技を通じて親睦を深め、互いの健闘を称えあった。

 12日に日高市役所で行われた帰国報告会には、選手団と保護者、谷ケ﨑照雄市長、中村一夫教育長、横手稔国際交流協会長ら市関係者が出席した。

 選手団団長を務めたスポーツ少年団の美松長徳本部長は「烏山市では多くの皆様から心温まる歓迎を頂き、友好の絆を一層深めることができた。選手たちは滞在中、烏山市選手の家庭にホームステイし、家族のように一緒に過ごさせて頂き、忘れることのできない貴重な体験を得ることができた。両市の子どもたちがすぐに親しくなる姿に、言葉は通じなくても心と行動で信じ合える関係になれると感じた。子どもたちは親善大使としての役割を十分に果たし、友好の輪を広げることができたと確信している。今後も引き続き交友関係で結ばれることを期待している」と述べた。

 主将を務めた武蔵台小6年の大橋也真士選手は、「合同練習では烏山市の監督やコーチから色々教えて頂き、試合では両チームともフェアプレーで試合をすることができた。とても大きな競技場に人工芝が張り巡らされ、とても整備されたグラウンドに感動した。ホームステイでは烏山市選手のお父さん、お母さんに温かく迎えて頂き、限られた時間だったが、本当の家族のように楽しく過ごすことができ、選手一同、心から感謝している。何よりも烏山市の友達とすぐに仲良くなり、心が通じたことが嬉しかった」と話し、派遣団一同が起立し、「カムサハムニダ。ありがとうございました」と声をそろえた。

 報告を受け、谷ケ﨑市長は「烏山市と日高市は友好都市提携を結んで今年でちょうど20周年を迎えた。両市は面積が同規模で、当時は人口も同じくらいだったが、烏山市は現在、人口が21万人くらいあり、この20年の間に大変な発展を遂げている。そうした烏山市の姿を皆さんに見てもらい、色々と勉強になったのではないか。海外での体験を経て一回りたくましくなった皆さんには、ぜひこれからも夢を持って頑張って欲しい」と激励した。

 日高市選手団のメンバーは次の通り。敬称略。選手名のかっこ内は学校名、学年はいずれも6年。

 ▽団長=美松長徳▽監督=城詰春男▽コーチ=江口武▽事務局=上田延洋、関谷恵利子、加藤恵造▽選手=和田一(高麗)、山田陽聖(高麗)、黒澤七海(武蔵台)、持田大介(武蔵台)、山田悠斗(武蔵台)、大橋也真士(武蔵台)、一谷裕一郎(高根)、星野聖稀(高根)、伊藤大登(高萩)、前田旺輝(高萩)、野沢美優(高麗川)、大城ヒデ(高麗川)、武本翔多(高萩北)、小谷野朋哉(高萩北)、佐々木稜太(高萩北)