建郡1300年の節目を迎えた高麗郡の歴史について、多くの人に知識を深めてもらおうと、12月18日、ひだかアリーナで第4回「高麗郡建郡1300年歴史シンポジウム」が開催される。

 過去3回開催した同シンポジウムの総まとめとして、「ここまでわかった高麗郡建郡の謎!」をテーマに4人の講師による講演やパネルディスカッションが行われる。主催は日高市、高麗郡建郡1300年記念事業日高市実行委員会、高麗1300、高麗浪漫学会。

 高麗郡は飯能・日高周辺を郡域に霊亀2年(716年)に設置され、高句麗からの渡来人1799人が移住して開拓、入間郡に編入され廃止となる明治29年(1896年)まで存続した。今年で建郡1300年を迎え、日高を中心に多彩な記念事業が行われている。

 同シンポジウムは、高麗郡の歴史を多角的な視点で紐解き、多くの人々に一層の関心を高めてもらおうと平成25年から開催され、今回は過去3回の総まとめとして、東アジア的な視点から見た高麗郡建郡の背景、朝鮮半島の国名を関した寺院の分析、土器から分析する技術開発、発掘調査成果に基づく高麗郡家(ぐうけ)の所在などについて探る。

 開会式後、第1部は講演発表として、早稲田大学高等学院教諭の柿沼亮介さんが「東アジアからみた高麗郡建郡の背景」、元国士舘大学教授の須田勉さんが「武蔵高麗寺・山背高麗寺・河内百済寺~三カ寺の成立背景をめぐって」。

 飯能市教育委員会の富元久美子さんが「高麗郡の開発と東金子窯跡との関係について~他産地生産品の出土事例をもとに」、日高市教育委員会の中平薫さんが「発掘成果から高麗郡家を推定する」と題して講演。

 第2部では高麗浪漫学会長の高橋一夫さんが司会を務め、講師の4氏をパネリストにパネルディスカッションが行われる。

 時間は午後1時から午後4時半まで。入場無料、定員800人。申し込み不要、聴講希望者は直接会場へ。問い合わせは、日高市役所産業振興課989・2111、高麗郡建郡1300年記念事業委員会978・7432へ。