車が衝突し、損壊したガードレール

車が衝突し、損壊したガードレール。路面には漏れたオイルの跡

 飯能市虎秀の国道299号で18日午前1時半頃に発生した交通死亡事故。10代の男女4人が乗った乗用車が道路脇のガードレールに衝突し、17歳の少女が死亡、18歳と17歳の男子3人が重軽傷を負った。現場は東吾野医療介護センターの約100メートル下流側で、左カーブに差し掛かる手前の見通しの良い直線道路。

 飯能署によると、4人が乗った乗用車が秩父方向へ進行中、何らかの原因で進行方向左側の縁石を乗り越えガードレールに衝突した。

 この事故で助手席に乗っていた皆野町の派遣社員・岩上深久さん(17)が、下半身を車体と座席の間に挟まれ、駆け付けたレスキュー隊が救助したが、搬送先の病院で死亡した。

 また、左後部座席に乗っていた狭山市の職業不詳の17歳少年が右足を骨折するなどの重傷を負った。川越市の派遣社員の18歳少年と狭山市の職業不詳の17歳少年は軽傷。4人は友人同士で、ドライブ中だったという。運転者については現在同署が調べを進めている。

 車は18歳少年が所有していたもので、13日に免許が交付されたばかりだった。少年3人のうちいずれかが「車がガードレールに衝突し、人が閉じ込められている」と119番通報した。

 事故現場はガードレールが損壊し、車体の破片などが散乱。道路わきの縁石にはこすったような跡が10メートルにわたって残っている。同署では運転者の特定や事故原因などの捜査を進めている。

 管内の今年の死亡事故はこれで8件目。299号の山間地域では3件目となる。現場周辺では事故が多発していることから、同署ではパトカーでの警戒走行、交通取締などを行っているほか、故意にスピードを出したり乱暴な運転を行っているドライバーを安全運転義務違反として厳しく取り締まりを行っている。

 今回の事故を受け、検問や夜間の啓発活動などを行い、事故防止に努めていくとしている。