時間、場所問わず クレジット納付開始

 日高市は、インターネットを利用したクレジットカードでの市税納付を11月1日から順次開始するため、市ホームページ等を通じて納付方法の周知を図っている。

 市はクレジット納付の指定代理納付者としてヤフー株式会社を選定し、同社の運営する「ヤフー!公金支払い」を活用。対象税目は▽市民税・県民税▽固定資産税・都市計画税▽軽自動車税▽国民健康保険税で、市民の納税環境の向上を図ることで市税の収納率アップを目指す。

 今年度は市民税・県民税(普通徴収)の第4期、固定資産税・都市計画税の第4期、国民健康保険税の第5~8期のみがクレジット納付に対応、来年度以降は対象税目の全てでクレジット納付が利用できる。

 11月1日以降、希望者にはクレジット納付に対応する再発行納付書を送付。検索サイトで「ヤフー!公金支払い」と検索、または市ホームページにあるQRコードを携帯電話で読みってアクセスし、案内に従い納付書に記載された納付書番号や確認番号を入力、クレジットカード番号などの必要事項を入力し納付手続きを完了させる。

 納税者が負担する納付書1枚あたりの決済手数料(税込)は、納付金額1万円までが54円、1万1円~2万円が162円、2万1円~3万円が270円、3万1円~4万円が378円。以降1万円ごとに108円ずつ加算される。

 納期限を過ぎた市税はクレジット納付することができない。納付可能な金額は納付書1枚あたり100万円未満。また、納税証明書が発行できるまでに、1か月程度を要する場合があるため、証明書の発行を急ぐ場合は金融機関窓口やコンビニ納付をする必要がある。

 市は、金融機関窓口等での納付書納付に加え、自動的に引き落とされる口座振替、コンビニエンスストアで納付可能なコンビニ納付と段階的に納税環境の向上を図っており、クレジット納付について「インターネット接続環境があれば時間と場所を問わず納付が可能。早期開始を希望する声が市民からも寄せられていた。納税者の利便性向上を図りたい」としている。