高麗郡の成り立ちや高麗神社の歴史を振り返り、日本に根付いた渡来人の足跡をたどる企画展「武蔵国高麗郡建郡1300年“日本に根付いた渡来人”高麗郡と高麗神社」が3日から、東京都渋谷の国学院大学博物館で開催される。10月10日まで。

 高句麗の歴史や文化、高麗郡の成り立ち、高麗王の末裔などのテーマに基づいた資料が展示されるほか、期間中はシンポジウムや高麗文康宮司らのトークが行われる。

 主な展示品は、5世紀の高句麗から出土した「楽浪出土瓦」(国学院大学博物館所蔵)や「広開土王碑拓本」(同大学図書館)、「続日本紀」、日高市内の8世紀の遺跡から出土した「二反田遺跡・道光林遺跡出土資料」(日高市教委所蔵)、「女影廃寺・高岡廃寺出土瓦」(同)、高麗神社所蔵の「高麗氏系図」「十一面観世音菩薩懸仏」「明純法印官位任叙入峯修行寄附連名録」「聖護院門跡御教書」など。

 3日には午前10時から午後4時まで「東アジアの国際交流─古代から未来へ─」と題して、同博物館と日高市を中心に高麗郡に関する記念行事などに取り組む「高麗1300」(大野松茂理事長)がシンポジウムを開きく。

 渡来文化と日本文化に関する最新の研究成果や渡来人ゆかりの地で地域づくり活動を推進している団体の事例などにより地域発展や国際親善などについて考える(来場者については既に定員締め切り)。

 また、24日午後2時半から「高句麗・高麗郡・そして高麗神社」として高麗宮司と国学院大の深澤太郎准教授によるミュージアムトークが行われる。入場無料、申し込み不要。

 入館無料。同博物館の住所は東京都渋谷区東4-10-28。渋谷駅徒歩13分。開館時間は午前10時から午後6時まで。入館は5時半まで。会期中は無休。問い合わせは、03・5466・0359へ。