地域を花で彩る 双柳花のロード隊

大久保市長から表彰状を受け取る(左2人目から)小島会長、大平副会長、村田副会長

 飯能市双柳に在住する人々によるボランティア団体「双柳花のロード隊」(小島良男会長)が、道路事業に貢献したとして、日本道路協会道路功労者表彰を受けた。このほど飯能市役所で表彰状の伝達が行われ、小島会長、大平義治副会長村田二郎副会長が大久保勝市長から表彰状を受け取った。

 同団体は「季節に合った花苗を植えて、景観を明るくしよう」と、平成20年に結成。飯能市道路美化活動団体として認定され、地元双柳に在住する30~40人で道路の美化活動を行っている。

 活動場所は東飯能駅東口駅前通り線の双柳地内と阿須小久保線の一部で、歩道に季節の花苗の植栽や種まきを行い、年間でパンジーやビオラ、コスモスなど30種類ほどの花々が通りを彩っている。

 このほかごみや落ち葉の取集、草取りなど道路美化に貢献しているほか、お月見も実施し、住民同士の親睦を深める機会となっている。このような活動が認められ、平成25年には飯能市自治会連合会から「はんのき賞」が贈られている。

 大久保市長は「長年の地道な努力が今回の表彰に繋がった。管理を通年やって頂くというのは大変なこと。花のような優しさがなくては出来ない。今後の活動の景気として励んでもらえたら」と活動を称えた。

 小島さんは「始めのうちは何年続くのかという不安もあったが、来年は10年を迎える。多くの方がボランティアで参加してくれているのが一番ありがたい。そして通り掛けに“ありがとう”と言ってくれる人が増えてくれ、嬉しく、励みになっている」と話している。

 道路功労者表彰には、国土交通大臣表彰、埼玉県道路愛護功労者表彰(県知事表彰)、埼玉県道路協会道路功労者表彰(県道路協会長表彰)、日本道路協会道路功労者表彰があり、平成21年度に中藤・中沢地区道路整備促進協議会が県知事賞を、同24年度中に美麗(みれい)の会が県道路協会長賞を受賞している。