有間ダム貯水率88% ただ、夏期制限水位

湖水の放流で地肌が現れた有間ダム

 首都圏の水がめ、利根川水系のダムの貯水率低下が心配されているが、飯能市の水源である有間ダムについては11日現在、250万立方メートルで、貯水率・平年比ともに88%となっている。

 県によると、有間ダム流域の5月の月間降雨量は43ミリで平年の約3割。また、6月については139ミリで平年の約6割という。

 今後も少雨が続くと、ダムの貯水量が平年に比べ著しく低下することも考えられることから、「適正な水利用に協力を」と呼び掛ける。

 11日午前9時現在、同ダムの貯水率は88%。ただ、台風などの洪水に備え、1日からはダムの貯水量を満水の725万立方メートルから、285万立方メートルに下げて空き容量を確保する夏期制限水位に入っている。貯水率88%は、285万立方メートルに対しての割足。