高麗郡建郡1300年記念事業として7月31日、東京大学大学院教授の早乙女雅博氏、元国士舘大学教授の須田勉氏を講師に招き、「高句麗から高麗郡へ」と題して公開歴史講演会が開催される。会場はひだかアリーナ。

 主催は日高市、高麗郡建郡1300年記念事業日高市実行委員会、高麗1300、高麗浪漫学会。

 講演会は2部構成で、第1部は早乙女氏が「高麗郡の源流~古墳壁画よりみた高句麗の姿」、第2部では須田氏が「高麗郡の古代寺院と仏教」と題してそれぞれ講演する。

 早乙女氏は、東京大学文学部考古学科卒業、東京国立博物館学芸部研究員、同北東アジア室長、東京大学院人文社会系研究科助教授を経て同教授を務める。著書に「高句麗広開土王碑」(東京国立博物館)、「朝鮮半島の考古学」(同成社)、「高句麗壁画古墳」(共同通信社)など多数。

 須田氏は、早稲田大学教育学部卒業。文化庁記念物課文化財調査官を経て、国士舘大学文学部助教授、同教授を務めた。著書に「古代の信仰と社会」(六一書房)、「国分寺の創建」(吉川弘文館)、「日本古代考古学論集」(同成社)など多数。

 講演に登場する高句麗壁画は、紀元前1世紀から7世紀にかけて存続した高句麗の古墳に描かれたもので、同時にユネスコの世界遺産に登録された北朝鮮の「高句麗古墳群」と中国の「高句麗の首都と古墳群」の壁画には、狩猟図や鮮やかな衣装を身にまとった女性像、繊細な四神図などが描かれ、奈良県明日香村の高松塚古墳やキトラ古墳との関係も深いと指摘されている。

 時間は午後1時から4時半まで。受付は正午から。聴講無料、定員600人。事前申込不要、希望者は直接会場へ。問い合わせは、日高市産業振興課高麗郡建郡1300年事業担当989・2111、高麗1300事務局978・7432へ。