ゴルフの認知症予防効果について語る中嶋さん(右端)ら

ゴルフの認知症予防効果について語る中嶋さん(右端)ら

 「ゴルフで楽しく認知症予防」をテーマに、国立長寿医療研究センター主催のシンポジウムがひだかアリーナで開催され、約300人が来場し、プロゴルファーの中嶋常幸さんらの話に耳を傾けた。

 ゴルフの認知症予防効果を検証するため、10月から日高市高萩の日高カントリークラブで始まる研究に先立って行われたもの。研究参加者を募るため、今月14日には65歳以上のゴルフ未経験者を対象に説明会が開かれる。

 シンポジウムでは国立長寿医療研究センターの理事長・鳥羽研二さんが「知って安心・認知症予防の基礎知識」、同センター予防老年学研究部長の島田裕之さんが「認知症予防の新しいプログラム・ゴルフの可能性」と題して講演を行った。

 その後、プロゴルファーの中嶋常幸さん、前千葉大学学長の齋藤康さんを交えて「ゴルフでたのしく認知症予防」をテーマにパネルディスカッションが行われた。

 日本を代表するプロゴルファーとして活躍する中嶋さんは「先生方の話を聞き、僕は認知症にはならないと安心した」と会場を沸かせ、「歩きながら計算するのがプロゴルファーの仕事。グリーンまでの距離や風向きなど、プレー中に考えることがたくさんある。頭と体を使うゴルフは健康を維持するには最適なスポーツだと思う。自分の体の中を循環させることが健康を保つ秘訣ではないか」。

 認知症の要因や予防法を解説した島田さんは「認知症予防には頭と体を動かし、アクティブに活動することが大切。ゴルフも1人ではなかなか続けられないが、仲間との輪を作りながらやることで楽しく続けられる。できなかったことができるようになるという達成感を味わうことも重要」と語った。

 共催者を代表して谷ケ﨑照雄日高市長は「日高市では平成28年4月現在で65歳以上の高齢者の数は1万6543人、率にすると29・1%、3人に1人は65歳以上となる。ぜひ健康で介護のお世話にならないように過ごして頂けたらと思う。ゴルフは頭も体を使う。そして、歩くことが脳のためには非常に良いと言われており、認知症予防に効果があるのではと思う」と述べた。

 10月から始まる共同研究は、国立長寿医療研究センター、東京大学、杏林大学、ウィズ・エイジングゴルフ協議会が日高カントリークラブで実施するもの。

 「体を動かしながら頭も使うゴルフは、認知症の予防に効果があるのか」を検証するため、65歳以上のゴルフ初心者・未経験者、運動習慣の無い126人を対象に10月から6か月間、毎週1回、ゴルフの練習を1時間程度実施し、ゴルフを通じて脳を活性化することができるかを検証する。 

 研究への参加は無料、ゴルフ用具も貸与する。14日には午後2時から4時まで、ひだかアリーナで研究説明会を開く。

 共同研究への参加希望者は直接会場へ。問い合わせは、ウィズ・エイジングゴルフ協議会(関東ゴルフ連盟内)03・6278・0005へ。