関口候補再び国政へ 自民飯能支部一致団結

飯能駅北口で支援を求める関口候補

 参院選埼玉選挙区(改選定数3)は7人が立候補、10日の投開票へ鎬を削っているが、このうち自民現職の関口昌一候補(63)は30日午後、飯能駅北口ロータリーで遊説を行い、集まった支持者に向かって「4回目当選させて頂いたら全力で頑張る」と訴えた。

 自民党飯能支部の長坂悟支部長が「選択を誤らないでほしい」などと呼び掛けた。

 大久保勝市長も応援に駆け付け、「私は関口候補をこよなく応援している。関口候補は皆野の出身で、飯能市も山間地域。山間地域の思いは関口候補が見守ってくれる。来年はムーミンのテーマパークができる。ムーミンは大勢を応援するそうだが、私は関口候補だけを応援する」と声を張り上げた。

 自民党埼玉9区選対本部長の大塚拓衆院議員も「連立与党で2議席を必ず取らなければいけない。そのためにも関口昌一さんが万全の態勢で当選することが必要。この埼玉西部の声を国政に私は衆議院で頑張るが、参議院を通じてしっかりと伝えて頂くことができる。埼玉西部の発展のために関口さんを全力で支えてほしい」などと呼び掛けた。

 地元選挙区の内沼博史県議がマイクを持ち、「選挙戦が始まって中盤。マスコミでは関口候補は安心という話があるが、選挙は本当に厳しい。これからがこの選挙戦の勝負になる」と引き締めた。

 ロータリーに横付けされた選挙カーの脇には、武藤文夫・野田直人・鳥居誠明・加涌弘貴・平沼弘・内田健次・松橋律子・栗原義幸・中元太飯能市議らが並んだほか、沢辺瀞壱前飯能市長の姿も。

 関口候補は、「県内を回って皆さんから言われることは、とにかく経済をどうにかしてほしいということだ」とし、アベノミクスについて「我々はアベノミクスを前に進める以外にない。経済を一日も早く立て直して雇用につなげ、皆さんの所得を増やす」と強調した。

 同候補は、また今回の参院選について「この後に続く衆議院、県議会、市町村議会、首長選挙、すべての選挙につながるもの。自民党がどれだけの成績で当選するか、大変重要な選挙でもある。だから、私の役割は非常に大きいものがある」と指摘。

 「この選挙、全身全霊を込めて戦っている。さらに一層のご支援を頂きたい。4回目、当選させて頂いたら全力で頑張る」と力説した。

 飯能市の投票は、30か所の投票所で午前7時から午後8時まで。開票は、午後9時20分から飯能日高消防署屋内訓練場(飯能一小体育館が改修工事のため)。