水難無事故を祈念 飯能河原で川開き

柏木会長や参列者によるお清め

 飯能市の観光スポット・飯能河原の川開きが1日に現地で行われ、出席者は水難無事故を祈念した。川開き終了後には、堰上の右岸に今月からオープンするバーベキュー場の見学会も行われた。バーベキューでは新鮮な飯能野菜と肉を気軽に手ぶらで満喫出来る。営業は11日からとなるが、6~10日の5日間、市民対象のプレオープンを実施するという。

 水遊びやバーベキューなどが楽しめ、8月6日には飯能納涼花火大会が開催される飯能河原。県の「水辺再生100プラン」の一つとして河原を回遊出来る散策路、イベント時に催しを行う拠点となるステージ広場などが整備されている。

 主催者の奥むさし飯能観光協会の柏木正之会長が「飯能に観光協会が出来たのは、昭和26年。まだ町政の時代だった。発足当時、目玉も中心もこの飯能河原が、飯能の観光の中心だった。今後益々発展させ、新しいまちづくりに進んでいきたい」と挨拶。

 来賓として出席した大久保勝市長は「入間川の最上流の飯能から下流の都心へと勢いを流していきたい」、砂長恒夫市議会議長は「利用調整協議会も立ち上がり、今日から飯能の観光が変わると確信している」。福島謙治飯能署長は「安全で安心な空間となるよう、我々も努力したい」、矢島巌会頭は「水難事故があっては困る。お越し頂く方が楽しんでお帰りになるような河原になってほしい」と祝辞を述べた。

 出席者は川に清酒と塩をまいてお清めを行い献杯し、水難無事故を祈願した。その後、堰上の右岸に実験的にオープンするバーベキュー場の見学を行った。