あさ美会がチャリティーコンサート 飯能市社協や熊本などへ寄付

寄付金を届けた浅見さん(左2人目)たち

 飯能市川寺在住で本紙歌壇選者の浅見美紗子さんが開催している「さわやかチャリティーコンサート」で募った募金10万864円を同市社会福祉協議会、熊本市、市内で活動するボランティア団体「いずみの会」へ寄付した。

 2年に1回実施している同コンサートは、加治東地区行政センターを拠点に活動し、浅見さんの指導を受けている「あざみの会」「あじさいの会」「虹の会」「サークル表現」「日日輝の会」「歌いましょう童謡唱歌」「いずみの会」が出演。短歌や大正琴、コーラスなどを披露した。

 コンサートは日頃の練習の成果を発表する場として45年前から開催しているが、「世の中のためになれば」と25年前からチャリティーコンサートとして実施。ロビーに募金箱を設置し、来場者へ協力をお願いしている。

 今回は10万864円が寄せられ、社協へ6万864円、熊本市へ3万円、いずみの会へ1万円を寄付。社協の会長でもある大久保勝市長のもとへは、浅見さんをはじめコンサート役員の内沼須美さん、千坂ふみ子さん、広原厚子さんが訪れた。

 寄付金を受け取った同市長は「頂いた貴重な浄財はしっかりと社会福祉のために使わせて頂く。また、コンサートでは嬉しさ、楽しさ、感動を伝えて頂いた」と感謝した。

 浅見さんは「ステージと観客が一体となり、一緒に歌を口ずさむ人もいた。皆さん喜んでくれたよう。また、役員の皆さんも自主的に動いてくれて助かった」と当日を振り返り、「何十年も前からやっているのでメンバーには80歳以上の年齢の方が多い。今後もその年齢なりに無理をしないで発表ができるように指導していきたい」と話した。