県42番目の認定NPOに 名栗カヌー工房

工房の活動を称える大久保市長と山田理事長

 飯能市下名栗の名栗湖畔で活動するNPO法人「名栗カヌー工房」(山田直行理事長)が、県から「認定NPO」の指定を受けた。

 一般的なNPOと比べ、より公益性が高い団体と認められたもので、これにより同団体への寄付者が寄付金控除などの税の優遇措置を受けることができる。

 現在、県内には環境、福祉、まちづくりなど各分野2058のNPO法人があり、このうち認定NPOの指定を受けているのは、約2%の42団体。

 市内のNPOは28団体で、認定NPOは同工房と「ぬくもり福祉会たんぽぽ」の2団体だけ。

 大久保勝市長への認定報告のため、市役所を訪れた山田理事長(67)は、「認定NPOの取得は敷居が高かったが、カヌー工房は敷居が低い」なとどユーモアを交え、「西川材の振興、都市住民との交流といった工房設立目的のため、これからもスタッフとともに積極的に事業展開していく」と話した。

 大久保市長は「カヌー工房には大変なご尽力を頂いている」などと、活動を称賛した。

 NPO法人のうち、広く一般から支持され、活動・組織運営が適正であり、より公益性が高いと認定を受けられる。

 寄付者の数など複数の要件を満たす必要があり、同工房については6月20日付けで認定を受けた。期間は5年間。