新電元選手が活躍 東日本実業団大会

男子3000メートル障害で活躍する新電元選手(左から佐野、平塚)

 熊谷市を会場に開催された第58回東日本実業団陸上競技選手権大会で、新電元工業陸上競技部の選手が活躍したのをはじめ、主催や大会運営面で飯能の陸上関係者が多数貢献した。

 主催の東日本実業団陸上競技連盟事務局長を務める青木正義さん(68)(飯能市東町、埼玉陸上競技協会副会長)は、「飯能の関係者の尽力により、大いに盛り上がった」と感謝している。

 同大会はリオ五輪を目前に控え、男子100mで山縣亮太(セイコー)の10秒08をはじめ男子400メートルハードルの2種目で3人が五輪参加標準記録を突破するなど多くの注目を集めた。

 新電元からは多数の選手が出場、男子3000メートル障害決勝では新人の佐野雅冶選手が2位、平塚祐三選手が5位入賞を果たし、1500メートルの八木沢直也選手を含め3選手が、9月に大阪市で開催される全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の出場資格を獲得し、応援に駆けつけた陸上部OBらを喜ばせた。

 また、審判員として、飯能市から4月に日本陸連公認審判員の最高峰S級審判員に昇格した伊得正紀さんら飯能市陸上競技クラブの7人が参加し、大会運営に貢献した。

 主催者事務局で新電元陸上競技部の元監督、埼玉陸協副会長を務める青木さんは「飯能の関係者に尽力頂き、盛会のうちに終えることができた。大会最終日には飯能市体育協会の内沼房二副会長、平沼則子理事長そして飯能市陸上競技協会の小峰延一副会長ら大勢の関係者が競技場に駆けつけてくれた」と感謝。

 「東日本陸上競技連盟は関東、東北、北海道を含む広い範囲にまたがり、九州、関西連盟ら全国に6連盟ある中で、東日本連盟は登録企業、登録人数が圧倒的に多く、競技及び駅伝、マラソン等でも全国のトップレベルにある。大会では飯能の選手の活躍も期待できる。ぜひ関心を持って頂けたら」と話している。