実行委員会の皆さん。中央が本橋会長

実行委員会の皆さん。中央が本橋会長

 7月16、17日に開催される「飯能夏祭り」で、夏の花の代名詞でもある「アサガオ」を販売しようと、飯能市中藤地区の有志たちが栽培に取り組んでいる。

 色の異なる2種類を行燈づくりに仕立てたもので、昨年に続いて2度目の販売。将来的に「夏の風物詩にしたい」と、メンバーは意気込んでいる。

 事業を行っているのは、地区住民19人で構成される中藤朝顔市実行委員会(本橋憲一郎会長)。呼び掛け人で会長の本橋さん(66)を中心に、会員たちは地元のアサガオ作り名人・小沢章一さん(75)指導のもと、夏祭りに向けて肥料や水やり、蔓の誘引などに精を出す。 

 人口減少、地区の高齢化など衰退気味の山間地域に元気を取り戻そうと、昨年4月に会が発足。小沢さんの育てたアサガオを見た本橋さんが、商品化も可能なその見事さに感嘆。本橋さんは、種蒔きから販売までの流通プロセス一切を行うことで、山間地域の振興策や住民の生きがいにもなるのではと考え、地域を回ったり、会合などを通して事業への参画者を募った。

 指導役の小沢さんには種蒔きなどを依頼し、後の作業は会員たちの手。4~5月の発芽後、苗を鉢に移植し、それぞれが各自の軒先で水やりなどをして成長を見守った。

 「中藤朝顔市」と銘打った飯能夏祭りでの販売は昨年に続いたもので、今年は行燈づくりにした200株を会場の商工会議所前の「飯能小町公園」に搬入し、一鉢1500円で販売する。

 同公園での前回の朝顔市では花色は3種だったが、今年は茶系の「団十郎」を加え、白、水色、ピンク、紫系の5色を持ち込む。

 行燈づくりの支柱の高さは約50センチ。会によると、9月半ばころまで、蔓を巻きながら直径12~13センチの花が開くという。

 「朝顔市」は、16日が午後1時、17日が午前10時から。両日ともに終了は午後7時。

 本橋会長は「中藤朝顔市を飯能夏まつりの風物詩にしたい。この取り組みが地域に根付けばうれしい」と話している。