暑さ乗り切る祭事 夏越の大祓

 日高市新堀の高麗神社(高麗文康宮司)は、夏の暑さを乗り切るための「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」を26日、技能の上達を願う行事として「七夕昇殿祈願」を7月1日から7日までそれぞれ執り行う。

 夏越の大祓は、心身の穢れや罪を祓い清めて暑い夏を乗り切り、無病息災を祈るもの。

 二の鳥居に設置された「茅の輪」の前で26日午後2時(受付1時20分~)から大祓を行い、紙を人の形に切り抜いた「人形(ひとがた)」で身体を撫でて罪や穢れを移し祓い清め、茅の輪くぐりを行う。祈願者には札や茅の輪守りが手渡される。

 七夕昇殿祈願は、女性が裁縫の上達を願ったという祭事などに由来し、仕事や部活動などでの技能の向上を祈願するもの。上達したい分野に使用している道具の持参も受け付ける。

 祈願者には「七夕御幣」「五色の祓串」が手渡され、希望者には家庭で七夕行事が行えるように笹竹や短冊が贈られる。受付は期間中午前8時半~午後5時。

 申し込み、問い合わせは高麗神社989・1403へ。