高麗郡建郡1300年記念事業として、第13回「渡来人の里フォーラム」が19日、ひだかアリーナで開かれる。「古代歴史ロマンで地域づくり~渡来から未来へ」と題し、「天上の虹」など歴史上の人物を描いた作品で知られる漫画家の里中満智子さんを講師に招き、講演やトークセッションを通して、古代の歴史から未来への地域づくりを考える。

 主催は日高市、高麗郡建郡1300年記念事業日高市実行委員会、高麗1300、高麗浪漫学会。

 フォーラムは2部構成。第1部では高麗浪漫学会会長の高橋一夫さんが「高麗王若光の生きた時代を想像する」と題して解説後、里中さんが「古代女性天皇と渡来人」と題して講演、その後、女子栄養大学実践運動方法学研究室による「高麗の舞」アトラクションが行われる。

 第2部では「古代歴史ロマンで地域づくりとは」をテーマに、高麗神社宮司の高麗文康さんがコーディネーターを務め、里中さん、高橋さん、谷ケ﨑照雄日高市長、大野松茂高麗1300理事長を交えてトークセッションが行われる。

 講師の里中さんは昭和23年大阪生まれ。昭和39年高校在学時に「ピアノの肖像」で第1回講談社新人漫画賞を受賞。その後50年間にわたり約500タイトルの作品を描く。

 歴史を扱った作品も多く、持統天皇を主人公にした「天上の虹」は32年をかけ昨年3月に全23巻が完結。文部科学大臣賞、文化庁長官表彰、外務大臣表彰などを受賞。高麗郡建郡1300年事業応援大使を務める。

 飛鳥時代を描いた長編漫画「天上の虹」の主人公・持統天皇は天武天皇の皇后で、夫亡き後、その意志を継いで天皇に即位した人物。この時代は高麗郡の初代郡司を務めた高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)が生きた時代と重なる。

 フォーラム主催者は、高麗郡建郡1300年のテーマ「渡来から未来へ」に基づき、「激動の時代を紐解き、当時の人々や文化、交流と共存の歴史を学び、新たな地域づくりへつなげる機会としたい」としている。

 正午開場、午後1時開会、4時半まで。聴講無料。定員800人。申し込み不要、聴講希望者は直接会場へ。問い合わせは、日高市産業振興課高麗郡建郡1300年事業担当989・2111、高麗郡1300事務局978・7432へ。