タッグを組む鮨すずきの鈴木店主(右)とイーズパッションの鈴木シェフ

タッグを組む鮨すずきの鈴木店主(右)とイーズパッションの鈴木シェフ

 飯能市前ヶ貫にある「鮨すずき」(鈴木恭司店主)と双柳の「イーズパッション」(鈴木栄治シェフ)がタッグを組み、両店の長所を生かし完成させた特別メニューを味わうことが出来るイベントが24日、鮨すずきを会場に開催される。

 “W(ダブル)鈴木”による和食とイタリアンが融合した魅力あるコラボレーション料理がお目見えする。

 今回のコラボは昨年11月に市内のイベント会場で意気投合したことがきっかけ。両店の共通点は、食材の産地や調理法など、料理のバックグラウンドがしっかりとあるということ。「価値のあるものを提供し、お客さんに満足してもらいたい」と、その時期に一番美味しい産地の魚や食材を仕入れている。

 コラボメニューは「価値ある旨い料理」をテーマにコース形式で提供。築地直送の魚や地元で収穫された野菜を使用し、江戸前の技法で仕込んだ魚をイタリアンテイストで提供するなど、素材の旨みを引き出しながら仕立てたメニューが登場する。

 鮨すずきは平成13年に創業。「目で見て触って、納得したものを」と、恭司さん(46)自ら築地市場まで足を運び、新鮮な魚を厳選している。昔ながらの江戸前の技法で魚を仕込み、一貫一貫丁寧に握る。また、魚介類はもちろん野菜や酒にもこだわり、その時期で一番美味しい旬の素材を仕入れている。

 イーズパッションは平成17年にオープン。「美肌イタリアン」として種や土からこだわる農家が作る野菜や厳選した肉、魚を使用するなど食材を生かした料理を提供している。「美味しくて、体に良い。そして次の日の活力になる、そんなメニューを取り揃えている」と栄治さん(42)。

 恭司さんは「シェフは柔軟性があって、フットワークが軽い。それが今回のコラボレーションのきっかけになった。ジャンルは違うが、料理の根源は一緒。エッセンスが違う。そこを上手くシャッフル出来たらもっと面白いものが出来る。お互い持っているものを交換し合って高め合い、料金以上の価値のものを提供したい」と意気込みを語る。

 栄治シさんは「寿司職人というと頑固な職人というイメージだったが、惜しげもなく色々なことを教えてくれる。ライバルでもあり、気さくで兄貴的な存在」と話し、「最終的な目標としては、農家も巻き込んだエコツアーなども実施したいと考えている。普段の食卓では味わえないような素材の表情を体験してもらい、市外県外から足を運んでもらえるようなイベントにしていきたい」と展望を語る。

 料金は1万円(税別)。また、希望者には料理に合う日本酒とワインを提案するとしている。午後7時にスタートし、約3時間の予定。定員は13人。申込みはイーズパッション974・7737へ。