カク市長ら代表団が来訪 烏山市との友好20周年

平成26年11月、日高を訪れたカク市長(左)と握手を交わす谷ケ﨑市長

 日高市と韓国烏山(オサン)市は友好都市を締結してから今年で20周年を迎え、21、22日に開催される高麗郡建郡1300年記念祭に合わせて烏山市からカク・サングク市長ら代表団が日高を訪れる。

 両市は高句麗の地を結ぶ縁により平成8年に友好都市提携を結び、両市長の公式訪問や小学生によるスポーツ交流事業を続けており、両日は谷ケ﨑照雄市長の案内のもと、式典やパレードへの参加をはじめ、両市の末長い友好親善を願って市役所敷地内へ記念植樹を行う。

 両市のこれまでの交流を振り返ると、友好都市提携を結んで以降、両市長の公式訪問をはじめ、日韓サッカーW杯を契機に平成15年からスポーツ交流事業として両市の小学生が交互に訪問しサッカーを通じて交流。

 また、17年には職員相互派遣研修が行われた。民間では日高市国際交流協会が訪問し、烏山市民との交流を行っている。

 近年では平成26年11月にカク市長が日高に来訪、翌27年9月には谷ケ﨑市長が烏山市を訪問。高麗郡建郡1300年を迎える28年に友好都市締結20周年を迎えることから、一層の交流推進を約束した。

 いよいよ20周年の節目を迎え、21、22日の高麗郡建郡1300年記念祭に合わせてカク市長、ムン・ヨングン市議会議長をはじめ議員や市、交流協会関係者など24人が来訪。

 21日の式典や22日に高句麗衣装で市役所通りを歩く「にじのパレード」への参加などを通して、市民との交流を深める。

 市役所敷地内での記念植樹は22日に予定され、両市の市長が烏山市の花「ウメ」、両市議会議長が日高市の木「モクセイ」を植える。

 このほか、ひだかアリーナミニギャラリーでの展示「古代高麗郡展」に合わせて「大韓民国との友好のあゆみ展」を6月12日まで実施し、20年間の交流を写真で振り返る。

 烏山市は首都ソウルの南に56キロ、京畿道の南西部に位置に位置し、工・農・住の調和のとれた複合型の田園都市。友好都市提携を結んだ当時は人口が6万8000人程度だったが、産業発展や高層住宅の建設などにより増加し現在の人口は約20万人を超える。