飯能市在住の83歳の女性から、回にわたり計800万円を騙し取ったとして、飯能署は12日、川口市の前田翔太容疑者(32)を再逮捕した。

 前田容疑者は知人と共謀し、昨年8月19日午前9時頃から数回にわたり生活相談センターの職員騙り、被害者女性に「あなたの個人情報を売った人がおり、情報が漏れた。会社の会員になっている。脱退するには400万円を用意して」などと電話をかけた。その後、同日午後5時頃と21日午後5時頃の計2回にわたり、被害者の自宅付近の路上で現金合計800万円を騙し取った。

 同容疑者は今年3月3日に墓地関連会社を騙り、同市在住の69歳女性から300万円をだまし取ろうとし、指定した現金受け渡し場所で現行犯逮捕されている。その後の捜査により、2月下旬には別の69歳女性から300万円を騙し取ったとして3月28日に再逮捕されている。

 同署では余罪について捜査しているが、「前のことなので覚えていない」と話しているという。

 同署は、「犯人グループは手を変え品を変え巧妙な手口を使ってくるので、身に覚えのないことを請求された場合など、“変だな”と感じたら詐欺の電話だと考えてほしい。そして家族や警察に相談して」と呼び掛けている。