福島署長から感謝状を受け取る大沢さん

福島署長から感謝状を受け取る大沢さん

 振り込め詐欺被害を未然に防ぎ、犯人逮捕に結びついたとして、飯能署(福島謙治署長)は飯能郵便局窓口担当の大沢有希さん(36)へ感謝状を贈呈した。大沢さんは昨年8月にも振り込め詐欺を防止し同署から感謝状を受け取っており、今回で2度目。

 大沢さんは3月2日昼頃、窓口に訪れた60代女性から100万円の払い出しの依頼を受けたため、用途を確認。すると女性から自身の名義で墓地購入の契約が進んでおり「解約にお金が必要」といった説明を受けたことから、振り込め詐欺を疑い、ホットラインで飯能署へ通報した。

 飯能署の調べで女性は墓地関連の会社を騙る男から数回にわたり現金を要求する電話を受けていたことがわかり、同署は翌日、女性が男から現金受け渡し場所として指定された飯能駅南口路上で張り込み、住居不定の男(32)を詐欺未遂容疑で現行犯逮捕した。

 同郵便局では、利用客から高額の払い出し依頼を受けた場合はチェックリストに沿って振り込め詐欺の疑いがあるかを確認し、1つでも項目が当てはまった場合にはホットラインに通報するよう局員に徹底しているという。

 大沢さんは昨年8月にも、400万円の払い出しを依頼された80代女性から事情を聞き振り込め詐欺を看破、同署から感謝状贈呈を受けており、今回で2度目。

 大野義則局長と飯能署を訪れ、福島署長から感謝状を受け取り、「犯人が捕まったとの話を聞き、ホッとした。少しでもお役に立つことができ光栄」と話した。

 今年1月以降の飯能署管内の振り込め詐欺被害額は約600万円。一方、金融機関で被害を防止した額は約1000万円にのぼるという。

感謝状を手渡した福島署長は「利用客に声をかけるのは勇気がいることだが、被害を防ぎ、市民の財産を守ることは何より大切。金融機関は最後の砦。水際で防いで頂き大変ありがたい」と感謝を述べた。