2期目を目指す谷ケ﨑照雄市長が小谷野五雄県議との政策合意のもと市政運営に取り組んできたとする本紙報道を受け、日高市議会(山田一繁議長)一般質問で田中まどか議員(みんなの会)が政策合意に対する認識について市長に質した。

 答弁で谷ケ﨑市長は「小谷野県議には私の進める政策全般にご賛同頂き、今後とも全面的に支援頂けるということ。このことがまさに政策合意にほかならない」とし、「特に子育て支援、企業誘致による雇用促進については、引き続きしっかりと取り組むべきと考えが一致している」と述べた。

 質問・答弁は次の通り。

 田中議員 谷ケ﨑市長の1期目の任期が間もなく終わる。行政マンとして市役所内を知り尽くした市長の指揮の下、この4年間で事業推進のスピードは明らかに上がった。今まで先送りしてきたことや区長要望など、市民の生活に近い課題にも積極的に取り組んでいる。また、女性職員の声を市政に生かすなど、私は一定の評価をしている。

 しかしながら、少し気になることがあるので質問する。昨年12月18日付の文化新聞記事によると、12月議会での市長の2期目への決意を受け、自民党日高支部長である小谷野県議は推薦状を手渡す際に、「谷ケ﨑市長とはこれまで政策合意のもと市長と県議という立場でより良いまちづくりに取り組んできた」と言ったとある。また、同紙1月9日付の記事によると、谷ケ﨑氏、小谷野氏の両後援会が「県議との政策合意のもと、着実に市政を運営してきた」と谷ケ﨑市政を評価したとあり、さらに小谷野県議は「市長と県議が連携を図ることができる自治体はそう多くない。政策合意によって事業の推進や市民への情報伝達もスムーズに行うことができる」と語ったという。

 この頻繁に出てくる政策合意という言葉だが、自民党・公明党の連立政権では当然、両党の政策合意がある。民主党と維新の党が政策合意し新党を結成したのはご存じの通り。福井県では2003年から知事の政策を実現するために知事と各部局長が政策合意をして書面を交わし、各部局長は知事の政策を推進するスタッフとしてそれぞれの職務に関わる目標を設定し、責任を持ってその取組をする。年度ごとに達成率なども公表している。

 このように政策合意という言葉は、ただ単に同じ思いであるとか、政策が似ているとかではなく、もっと厳密な意味を持ち、書面を交わすことが不可欠。

 さて、先程の新聞記事の中で県議、市長後援会長が言ったとされる政策合意だが、市長はこの言葉がどういう意味で使われていると認識しているのか。また、県議との政策合意のもと着実に市政を運営してきたというのであれば、これまでに行われた市長と県議の政策合意による事業とは具体的にどのような事業なのかお答え頂きたい。

 谷ケ﨑市長 昨年12月および本年1月に文化新聞で報道された政策合意という言葉だが、小谷野県議には私の過去4年間進めてきた政策全般にご賛同頂き、協力を頂いてきたところ。

 今般の私の2期目の挑戦に際しても、私が推し進めようとしている政策にご賛同頂き、今後とも全面的に支援して頂けるということであり、このことがまさに政策合意の結果にほかならないと考えている。

 小谷野県議、後援会長もそのような意味で政策合意という言葉を使われたと理解している。特に子育て支援、企業誘致による雇用促進については、引き続きしっかりと取り組むべきと考えが一致している。

いずれにしても、市長と県議という立場でお互いに連携・協力し、より良いまちづくりのために努力していく所存。