1月降雪 被害金額653万円

 日高市は、1月18日の降雪による市内の農業被害をまとめ、今後の対応と合わせ市議会全員協議会で報告した。市内の生産施設と農作物被害の額は合計で653万4000円。

 生産施設の被害は、農家23戸でパイプハウス40棟、面積6134平方メートル、被害額は594万3000円、農作物被害は農家7戸のホウレンソウ、カブ、ダイコン、面積1740平方メートルで被害額59万1000円。

 「被害を受けたパイプハウスのうち4分の3は、2年前の大雪の際に耐えた古い施設だった」と状況を報告した。

 今後の対応として、「施設被害については農業共済制度の活用、新設施設の場合は補償期間中の対応など、各農家で自力再建に向けた準備が進んでおり、農作物被害については、今回の被害額では県条例の助成措置の基準に達していない」と説明。

 今後は、既存の融資制度等を活用するなどして被災農家の支援を実施するとしたほか、いるま野農業協同組合が上限500万円の無利子の災害復旧融資制度を実施すると報告した。