浄化槽の適正管理 高麗公で講習会

 日高市内で6000世帯以上が設置している浄化槽について、河川などの水質汚濁防止に有効な浄化槽も適正な維持管理を行っていないと水質汚染の原因になるとして、市は浄化槽を使用している世帯を対象に浄化槽管理者講習会を開き、適正な維持管理を呼びかけている。3月5日には高麗公民館を会場に講習会が行われる。

 浄化槽の管理者は世帯主となり、維持管理の義務を負うが、浄化槽の仕組みや維持管理について知らない、といったケースも。浄化槽は微生物の働きを利用して汚水や生活雑排水を処理するため、正しく機能するためには保守点検、清掃、法定検査の3つの維持管理が必要。

 使用者の多くは業者と年間契約を結び、定期的に点検・清掃が行われているが、中には滞っている場合もある。

 市は維持管理補助金として、10人槽以下の合併処理浄化槽を使用し法定検査、保守点検を適正に行っている世帯からの申請を受け、法定検査費用に充当する5000円の補助金を交付している。

 高麗公民館で開催する講習会は5日午前9時半から11時まで。埼玉県環境検査研究協会職員を講師に招き、浄化槽の基礎知識と維持管理について学ぶ。

 申し込みは、日高市環境課989・2111へ。