飯能・日高鍋まつり 6000人が来場

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[多くの来場者で賑わった飯能・日高鍋まつり]

 飯能市・日高市賑わい創出連携事業協議会(柏木正之会長)主催の第2回「飯能・日高鍋まつりin巾着田」が21日、日高市の巾着田で開催され、ご当地グルメでおなじみの「飯能すいーとん」や「高麗鍋」をはじめ、工夫を凝らした21種類の鍋が出店した。

 前日は雨に見舞われたが、この日は天候が回復。会場には約6000人の来場者が訪れ、バラエティー豊かな鍋を楽しみ、体を温めた。

 会場には飯能市ブース、日高市ブースの2列のテントが並び、ステージやベンチを設置。同時開催として、飯能市内での飯能ひな飾り展や巾着田入口の高麗郷古民家でのひな祭り、宮沢湖などを巡る西武鉄道との合同ウォークも行われ、多くのハイキング客も会場を訪れた。

 飯能市ブースには、第11回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝を飾った飯能すいーとん(タケマツ)をはじめ、しし肉鍋(有間渓谷観光釣場)、きのこ鍋(飯能市観光協会)、はんじょう鍋うどん(レイクサイドテラス名栗湖)、こだわり野菜とホルモンの美肌鍋(飯能商工会議所青年部)、ごまにら豚汁(ケーキ工房綵珠)、海鮮石狩鍋(中央商事)、けんちんうどん(たいら栗園)、とろーりチーズのトマト鍋(イルフィオーレ)、しか肉鍋(さわらびの湯)などバラエティー豊かな内容の鍋が出店。

 日高市ブースでは、ご当地グルメの高麗鍋(弓削多醤油、加藤牧場、日高市料飲組合)をはじめ、これにアレンジを加えた、クジラ背油入り高麗鍋(食彩房はし本)、唐揚げ入り高麗鍋(キリタンポと惣菜のさんだ、こまとり屋)、もつ高麗鍋(向日葵)、おでん高麗鍋(関本屋)、高麗鍋風ひも川うどん(関口屋)、濃厚豆腐高麗鍋(豆腐厨房)といったメニューが軒を連ねた。

 鍋は全て1杯300円で販売され、テント前には来場者が長い列を作り、完売の店が相次いだ。また、まんじゅう、団子、緑茶などの地場産品販売も行われたほか、ステージイベントとして、和太鼓、よさこい、キッズダンスなどが披露された。

 主催の飯能市・日高市賑わい創出連携事業協議会は、両市をはじめ、飯能商工会議所、日高市商工会、飯能市観光協会、日高市観光協会、NPO法人情熱塾、高麗郷‘Sの関係者で構成され、両市の観光活性化を目的に活動。

 開会式では飯能市・日高市賑わい創出連携事業協議会の柏木会長、大久保勝飯能市長、谷ケ﨑照雄日高市長が壇上に立ち、ムーミンテーマパーク「メッツァ」や高麗郡建郡1300年記念事業など両市の魅力をPR、観光のまちとして盛り上げていくため、「両市の連携を一層強めたい」などと述べた。

 西武鉄道との合同ウォークに参加し、飯能駅をスタートして加治神社、宮沢湖、高麗峠を経て鍋まつり会場に到着した所沢市在住の村田千賀子さん(67)は、「ウォーキングを楽しんだ後に美味しい鍋を味わうことができた。健康や食には多くの人が関心があると思う。こうした行事が増えると嬉しい」と笑顔を見せた。