対向車線はみ出し、乗用車男性死亡

[衝突で大破した乗用車]

 日高市高麗本郷の国道299号沿いで29日午前4時頃、秩父方面に進行中の乗用車が対向車線にはみ出し、対向の大型トレーラーと衝突、その衝撃で民家に突っ込み、乗用車を運転していた横浜市港南区の職業不詳・池田勝己さん(52)が死亡した。

 現場は飯能方面から高麗橋を渡り左カーブにさしかかる所。乗用車を運転していた池田さんは全身を強く打つなどして現場で死亡が確認された。飯能署は、はみ出した原因などについて調べている。

 トレーラーを運転していた男性(38)にケガはなく、民家は空き家のため住人はいなかったが、外壁や垣根のブロック、柵、庭木などが破損した。

 衝突の音で目を覚ました近所の住民は「ドーンという音を2回聞いた。夜が開けてから現場を見にいったら、乗用車がトレーラーと民家の壁の間に挟まるような形で大破していた。相当の衝撃があったのでは」と振り返った。

 飯能署管内の死亡事故は今年初。日高市内では平成26年11月5日以降、1年以上にわたり死亡事故が発生していなかった。