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[学生の部最優秀賞を獲得した「飯能トレラン」のプレゼン]

 駿河台大学と飯能信用金庫が地域資源を活用して飯能が活性化するようなプランを市民などから募る第9回「輝け!飯能プランニングコンテスト」の最終審査会が23日、飯能信用金庫研修所(飯能市稲荷町)で開かれ、事前審査を経た学生・一般の合計9組が審査員の前で提案をプレゼンテーションした。最優秀賞に学生の部で、飯能市をトレイルランニングのまちとして盛り上げる「飯能を『トレランの聖地へ』」、一般の部では北欧で食べられているシナモンロールを飯能で製造し、フィンランドと飯能を繋ぐ懸け橋にする「ソウルフードでフィンランドと飯能を繋ぐシナモンロールラボBINTA」が選ばれた。

 一般・学生徒の2部門に合わせて26点の応募があり、書類審査を通過した24点が1次審査(昨年12月)に回され、23日の最終審査(2次審査)ではこのうちの9点(学生4点、一般5点)でプレゼンテーションが行われた。

 審査に入る前、駿大の吉田恒雄学長が「地元の方々などにお知恵を頂いて出たプランを実行し、飯能市を輝くまちにしていこうというのが趣旨。地域の発展というは必ずしても公的、企業だけでやるべきものではない。市民一人ひとりが知恵を絞って、自分の愛するまちを発展させようという気持ちが大事」。

 来賓として出席した飯能市の大久保勝飯能市長が「飯能市の勢いをつけてくれるような素晴らしいプランニングのコンテストを開催して頂き、御礼申し上げる。飯能市は国内で勢いがあるといわれている。これに甘んじることなく、皆さんのお力を貸して頂き、ムーミンに負けないようなプランニングをして頂ければ嬉しい」などと挨拶した。

 発表された作品は、①ゴルフの聖地飯能を食らう!!②飯能を「トレランの聖地」へ~世界大会出場ランナーが教えるトレランのススメ~③マンスリーカフェサービス④ワクワクドキドキ婚活BBQパーティー(以上学生の部)⑤ジビエ料理⑥ソウルフードでフィンランドと飯能を繋ぐシナモンロールラボBINTA⑦飯能大豆コーヒー⑧人とコトが行き交う心のマルシェ(市場)─かつての飯能縄市場の活気を復活する⑨南高麗における体験型農業レジャーランド構想(以上一般の部)。

 それぞれ8分の持ち時間でプレゼンが行われ、実現性が高く、優れたプランに贈られる最優秀に学生の部から「飯能を『トレランの聖地』へ~世界大会出場ランナーが教えるトレランのススメ~」(発表者/松山星名・菊地健也さん(飯能市阿須))、一般の部から「ソウルフードでフィンランドと飯能を繋ぐシナモンロールラボBINTA」(同/丸山悦子さん(同仲町))が選出された。

 「飯能を『トレランの聖地』へ」は、都心から50キロの利便性に恵まれ、市域の7割が山林という環境に着目、近年ヨーロッパで人気スポーツになっている山を走るトレイルランニングを市内で実施しようと投げかけたプラン。コースは宮沢湖で初心者対象の講習会を開き、ここをスタート地点に天覧山・多峯主山を巡り、再び宮沢湖に戻る。

 コース設定理由については、飯能の自然を満喫できるだけでなく、「アクセス性の良さ」「トイレ等の設備の充実」「初心者でも無理なく楽しめる」などを挙げた。

 「トレランの聖地として有名になり、トレイルランナーで市内が賑わい活性化されていくことが私たちの考え」と提案した。

 「ソウルフードでフィンランドと飯能を繋ぐシナモンロールラボBINTA」は、スウェーデンで最初に作られたというシナモンロールを作り、スタッフの持つノーハウを活用しながら店舗販売、自転車による引き売り、シナモンロールをベースにした飯能名物北欧系焼き菓子を開発しようとするなどのプラン。

 宮沢湖へのムーミンテーマパーク「メッツァ」の建設が発表された昨年6月頃、丸山さんらはシナモンロールに興味を持ち始め、「ムーミンママのお料理本」で紹介されているシナモンロールを作り、市内のイベントで完売した実績を持つ。

 シナモンロールは発祥地の地であるスウェーデンの隣国フィンランドでも親しまれ、映画の中ではソウルフードとしても位置付けられているという。このシナモンロールを飯能で製造し、将来的にフィンランドと飯能を繋ぐ懸け橋(メッツァへの出店)とする。

 同プランニングコンテストは飯能市、飯能商工会議所、文化新聞社ほかの後援。