飯能RC 内沼県議が卓話

0115内沼県議

[卓話を行う内沼県議]

 飯能ロータリークラブ(間邉元幸会長)は13日、ホテル・ヘリテイジ飯能で例会を開催し、内沼博史県議を招いて卓話を行った。内沼県議は来年オープン予定のムーミンテーマパーク「メッツァ」の話題を中心に地方創生について、外国人観光客対策、圏央道を中心とした企業立地や産業振興の取り組み、シニア世代や女性の活躍できる仕組み作りについて話した。

 メッツァについては「埼玉県にとっても大きな観光、産業、地方創生の起爆剤になると確信している。昨年の上田知事の埼玉県10大ニュースの中にも、このムーミン誘致を入れて頂いた。ぜひ皆さんと協力してムーミンをどのような形で活性化に繋げていけるか、一生懸命やらせて頂きたい」との姿勢を示し、「民間の会社が開発に取り組む事ではあるが、周辺の整備や飯能市がテーマパークをどのような形で生かしていくかという事は、市が中心に考えていく大きな問題。飯能市だけで出来るのか、なかなか難しい所もある。大きなプロジェクトとして市を越え、西部地域や県と一緒になって取り組む事が大きな柱となってくると思う」と述べた。

 また、課題として「宮沢湖の隣には飯能日高消防署があり、緊急出動などいざという時の問題も出てくる。ほかに飯能寄居線の渋滞、阿須小久保線の岩沢、双柳区間の早急開通、圏央道狭山日高インターから馬引沢飯能線の渋滞緩和のために迂回路を設けるなどどのように道路整備をしていくか。近くに駅を作るという案も出ているようだが、その辺についてもまだ不確定な状況。そして人の流れをどうするのか。メッツァにだけ人だけ来ればいいというわけではなく、まちなかを回遊して頂く事が重要。県と飯能市、飯能県土整備事務所などと協力して地域のアクセス道路の問題を解決していく事が成功への重要なコンテンツになってくると思う」と述べ「私も県議会議員として皆さんにご協力頂けるような形で発信をして参りたい」と決意を示した。

 このほか、県内の圏央道周辺地域での産業振興の取り組みについて経済効果や雇用人数などを報告し、飯能市の企業誘致や雇用創出に繋がっていく事への期待、

 地域で活躍する元気な高齢者「アクティブシニア」や女性がさらに活躍できる場を自治体の中に作っていく必要性について語った。

 「今日お集まりの皆さんは市の経済界、様々な団体の中心になって頂いている。皆さんと力を合わせてこの飯能市が、埼玉県が発展するために一生懸命頑張っていきたい」と市政・県政発展の協力を呼びかけた。